スマートバリューのDXコンサルを活用した自動車整備業界向け企画、サービス提供開始
~ 西出自動車工作所「CO-SMOS」がサービス提供開始へ ~
株式会社スマートバリュー(本社:大阪府大阪市、取締役兼代表執行役社長:渋谷 順、 以下:当社)が「DXコンサルティングサービス」で支援しております株式会社西出自動車工作所(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:西出 謙次、以下:西出自動車工作所)のクルマのデータ活用プラットフォーム「CO-SMOS(コスモス)」が、サービス提供を開始いたします。
- 当社のDXコンサルティングサービスについて
サービス紹介ページ:
https://mobility.smartvalue.ad.jp/dx_consulting.html
当社の展開するDXコンサルティングサービスは、当社のクラウドソリューション運営ノウハウを活用し、従来のビジネスモデルから抜本的な改革を望まれるモビリティサービス事業者様の新規サービス構築をご支援するものです。
2021年にはコンサルティング・保険分野の事業提携を開始し、専門機関ならではのコンサルティングやリスクヘッジのノウハウを取り入れることで、サービス・プロダクトの企画そのものに踏み込んだご支援も可能にしております。
構築プロセスにおいても、IT企業である強みを活かした受託開発だけでなく、自社の構築した「クルマツナグプラットフォーム」「CiEMS3G OEM」等の資産を利活用し、サービス開発において懸念されるシステム品質面を予め担保したご提案ができる体制を整えております。
- 西出自動車工作所との取組内容について
CO-SMOSの構築においては、企画段階・実際のサービス構築・開発後の事業展開においてご支援を行っております。
企画段階においては、業界状況やテクノロジーの分析からビジネスプランを具体化し、サービスコンセプト確立を支援。システム構築においては、運用やシステムの要件定義を実施し、フロントエンド実装・バックエンド実装を実現してまいりました。
システム開発後の事業展開においても、営業企画のご支援やシステムのUI改善等の成長支援を実施しております。
- CO-SMOSの概要
CO-SMOSは、自動車整備工場及び関連事業者に向けた、自動車整備にまつわるデータをサービス利用によりユーザー参加型で共同活用するためのプラットフォームサービスです。
画面スクリーンショット:
- サービス概要:
サービス 提供者 |
株式会社西出自動車工作所 |
サービス 内容・機能 |
1. デジタル整備記録簿 手書きの帳票で作成・保管していた整備記録簿をPC・タブレット 入力によりデジタル化。 整備データの一元管理とともに事務作業の効率化を実現する。2. DTC(故障コード)照会サービス OBD診断で検出した故障コードの対応手順をシステム上で照会。 専用コールセンターによるサポートに加え、実績データを蓄積し、ユーザー全体でシェアすることができる。サービス紹介YouTube URL https://www.youtube.com/watch?v=lerJU9rNmts |
リリース スケジュール |
2021年12月1日(水)申込受付開始 |
サービス利用料 | 月額¥15,000(1事業所内でユーザーアカウント取得無制限) |
お問合せ先 | 株式会社西出自動車工作所 CO-SMOSサポートデスク 電話番号:06-6543-7673 営業時間:月-金 AM 8:45 – PM 17:45 |
- 参考:自動車整備業界の課題に対する取組内容について
自動車整備業界における、多数の休廃業(2016年以降の5年間で627工場が休廃業・倒産等で減少/JASPA調べ)による人手不足から業務効率の改善が求められている状況や、2024年10月からOBD車検(※1)が開始されるにあたりエーミング(※2)作業やDTC(※3)検出時の対応等を業界標準的に技術向上する課題がある状況から、間接業務の負担軽減による生産性の向上・整備データ活用による高度自動車整備業務の属人化解消を課題と捉え、CO-SMOSのサービス企画・構築を行っております。
将来的には、自動車整備業界の新たな収益モデル形成を目指す必要があると考えており、今回申込受付を行う業務支援サービスメニューの他、オートリースや中古車オークションとの連携による価値創造を企画中となります。
※1 OBD車検
OBD(On-board diagnostics)は車載式故障診断装置を指し、2009年以降新型車にコネクタ(OBD2コネクタ)を備えることが義務化されている。
OBD車検では、OBD2コネクタに故障コード(DTC)を読み取る法定の故障診断装置(法定スキャンツール)を使用し、自動車メーカーが定めた保安基準に定める性能要件を満たさなくなる故障に係るDTC(特定DTC)が検出された場合、基準不適合として取り扱うこととされている。
※2 エーミング
電子制御装置整備。センサーが装着されている部品(フロントバンパー、フロントガラス等)の軸合わせの作業を指し、OBD車検ではこの作業を省略することができない。
※3 DTC
Diagnostic Trouble Codeの略で、OBD2コネクタから故障診断装置に出力される、車両の故障箇所を表すコード。アルファベットと4桁の数字で表現されるため、具体的な故障箇所・対応方法についてはメーカー製の手順書や整備士の知見が必要となる。