2017年12月28日
株式会社スマートバリュー(本社:大阪市西区、代表取締役社長:渋谷 順)は、2018年1月1日より、医療・ヘルスケア市場において法人企業向け『従業員健康管理サービス』事業を開始いたします。
当社は、企業の健康診断実施業務支援にとどまらず、当社が持つクラウドサービスやIoT技術を活用し、健康にまつわるデータの利活用まで踏まえた新たなビジネスを目指します。
1.事業開始の背景
日本国内の過去1年間の健診・人間ドックの受診率は平均67.3%、がん検診の受診率は男性の肺がん検診を除いた全てにおいて50%未満と、欧米や先進国の中でも低いと言われています(厚生労働省「平成28年 国民生活基礎調査の概況(平成29年6月)」参照)。また、日本の国民医療費は増加を続けていることから、昨今、健康を維持・増進させる予防医療の支援や、健康寿命の促進の取組みに関心が向けられています。
当社は2017年2月より、自治体が提供する特定健診・がん検診の予約窓口をWeb化し、業務の効率化と住民の受診率の向上をサポートする「SMART HEALTHNAVI(スマート ヘルスナビ)」の提供を開始し、ヘルスケア分野に携わっております。ヘルスケア分野での更なるマーケットの拡充と社会課題の解決に資することを目的に、同年10月16日にマーソ株式会社からの従業員健診事務代行業務の譲受けに合意いたしました。
2.具体的なサービス内容
当社は2018年1月1日より、まずは企業が実施する健康診断やストレスチェックの支援といった、主に健康経営支援を主軸とする“WSP”(Wellness Support Program)の提供を開始いたします。
健康診断実施業務支援
多様化する企業の健康診断関連業務を一括して請け負います。全国約1,500健診機関とのネットワークを活かし、企業ごとのニーズに対応した健康管理業務をきめ細かく設計し、ご提供いたします。企業の健診業務の効率化や受診率向上を実現することで、企業の健康経営をサポートいたします。
ストレスチェック実施業務支援
平成27年12月に施行された改正労働安全衛生法に準拠し、企業のストレスチェックの実施業務を支援いたします。職場環境の改善やワークライフバランスの推進など、企業の生産性や成長性の向上に繋がります。
3.今後の展開
健康経営関連市場は、2020年には1兆6,700億円を突破すると言われており、右肩上がりの成長が見込まれています。当社では、健診結果をはじめとする健康にまつわるビッグデータとテクノロジーを掛け合わせることでヘルスケア分野における社会課題の解決に寄与するとして、下記の展開を見据えて事業に取組んでまいります。
・健診データに基づいた健康増進、0次予防の取組み
健診結果データを個人や地域単位で分析し、将来の健康リスクを可視化して、より効果的な健康促進を図ります。
・市民や従業員の健康をサポートするコミュニティの形成
健康にまつわる講習会など、地域ごとの特色にあわせた健康を促進する仕組みを構築します。
ひいては、健康診断の受診率の向上、企業の健康経営、市民の健康意識の増進を支援いたします。
今後当社は、自社のテクノロジーやノウハウを健康分野へと活用し、更なるマーケットの拡充を図るとともに、企業・自治体・市民の健康増進、予防医療のサポートに従事してまいります。
関連サービス:「SMART HEALTHNAVI」について
2017年2月より提供を開始した、自治体が実施する特定健診・がん検診の受診予約における自治体側の業務負荷を軽減するサービスです。Web上で予約受付を実施する事で、実務担当者の業務効率化や、住民の受診率の向上に寄与し、予防医療の促進と自治体における医療費の抑制を支援します。
サービスサイト:http://l-gov.smartvalue.ad.jp/
本リリースに関するお問合せ
株式会社スマートバリュー 経営企画Division 財務企画グループ
担当者 藤原(フジハラ) ・ 楠原(クスハラ)
TEL 06-6448-1711 FAX 06-6448-1722
mail ir-ml@g.smartvalue.ad.jp
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