痛車を活用した地域スタンプラリーの実証実験へ 技術支援を実施いたしました

2017年03月22日

株式会社スマートバリュー(本社:大阪市西区、代表取締役社長:渋谷 順)は、千葉銀座通りを中心に実施される「地域スタンプラリー」において、富士通株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:田中 達也)、ニッポンレンタカーサービス株式会社(本社:東京都千代田区、社長執行役員:荒幡 義光)と共同で実施するシェアリングエコノミーサービス(※)実証実験という位置づけで、モビリティ向けIoT分野における技術支援として「クルマツナグプラットフォーム」と「ブロックチェーンツナグプラットフォーム」を提供いたしましたので、お知らせいたします。

 

1.プロジェクトの背景と概要

昨今、少子高齢化に伴う人口の減少や、都心部への労働人口の流出等の社会課題、2020年の東京オリンピックに向けて増加が見込まれる訪日外国人観光客の受け入れ体制の整備など、政府だけでなく地域の企業や自治体へも、各自固有の問題に即した地方創生への取組みの推進が求められています。

そのような中で株式会社スマートバリューは、2017年3月20日より地方創生を目的に千葉県北西部(習志野市・千葉市)において実施される、千葉市を舞台とした作品「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」(小学館「ガガガ文庫」刊 著/渡 航 イラスト/ぽんかん8.)のコンテンツを活用したスタンプラリーにて、富士通株式会社、ニッポンレンタカーサービス株式会社と共同で実証実験を行います。

富士通株式会社はシェアリングエコノミーサービスのシステムを提供し、ニッポンレンタカーサービス株式会社は移動手段としての「痛車(イラストでラッピングされた車両)」を用いたレンタカーを提供いたします。株式会社スマートバリューは「痛車」に対し、「クルマツナグプラットフォーム」の技術支援と、「ブロックチェーンツナグプラットフォーム」の活用をいたします。

これにより、ファンを集客し、地域の観光資源や商店街への送客を促進いたします。本プロジェクトは観光客への移動手段提供、及び商業施設や観光地への誘致をはじめとする観光活性化といった、自治体の抱える課題解決に資することを目的としており、2017年4月9日まで開催されます。

 

2.株式会社スマートバリューの取組み

本プロジェクトにて株式会社スマートバリューは、来訪者の周遊促進による地域活性化を図るべく、来訪者が乗車する車両の行動・走行データを収集するデバイス、及びそれらのデータを収集し、分析するモビリティ向けIoTプラットフォーム「クルマツナグプラットフォーム」を提供いたします。

また、合わせて、本プロジェクトで取得したIoTデータを「ブロックチェーンツナグプラットフォーム」へ連動し、2つのプラットフォームを連携させたシステムを実証いたします。

「ブロックチェーンツナグプラットフォーム」は、「ブロックチェーンをもっと身近に」をミッションとしたテクノロジーです。ブロックチェーンを非金融分野において活用する事で、今まで解決できなかった社会問題の解決を目指しており、この度のプロジェクトでは、株式会社スマートバリューのプラットフォーム技術を連携させ、車両の動態データを活用した観光活性化につながる新しい社会システムの実証に取組んでおります。

 

3.今後の展開について

株式会社スマートバリューは、今回の実証実験を「クルマツナグプラットフォーム」の活用並びに「ブロックチェーンツナグプラットフォーム」の活用事例の第1弾として位置づけております。

今回は、聖地巡礼に活用する痛車の動態管理の技術的な支援において、2つのプラットフォームを連携させた実用的な仕組みを構築いたしました。株式会社スマートバリューはこの度の取組みをはじめとし、今後も富士通株式会社と共同してシェアリングエコノミーサービスを推進していくとともに、技術・サービスの向上につなげてまいります。

そして今後とも、地方創生やライドシェアの実現に資するサービス、新たな社会システムへの適用など、展開を進めて参ります。

 

関連資料

痛車を活用したスタンプラリー ロゴ画像

開催期間:2017年3月20日~2017年4月9日
開催地域:千葉県北西部(習志野市、千葉市)
実証目的:・集客・送客効果の検証
     ・車両の運転・走行データ、及び参加者の行動・移動データ収集、分析による二次活用検証
     ・今後の展開に向けた事業継続性検証
痛車キャンペーン・プラン概要
 http://www.nipponrentacar.co.jp/service/area/info068_p.htm

 

モビリティ向けIoTプラットフォーム「クルマツナグプラットフォーム」

「クルマツナグプラットフォーム」は、運転動態にまつわるビッグデータを分析、対外的に解放する事で、車両管理のアプリケーションの手軽な構築を実現する、自動車に特化したIoTプラットフォームです。 初期テレマティクスの開発・提供など、弊社が2008年から培ってきたノウハウを、クラウド上のプラットフォームに集約し、2016年8月よりサービスとして提供を開始し、既にデバイス事業者やアプリケーション事業者から、複数の引き合いを受けています。

「クルマツナグプラットフォーム」サービスサイトはこちら

 

ブロックチェーンツナグプラットフォーム

「ブロックチェーンツナグプラットフォーム」は、株式会社スマートバリューとシビラ株式会社はそれぞれの強みを活かした新たなプラットフォームです。これにより、様々な分野にブロックチェーン技術活用を容易にします。

また、ブロックチェーンの特長のひとつである「データの改ざんができない仕組み」を活かした既存のサービスの活用領域の拡大や、地域活性化に向けた新たな社会システムの実現の一助など、具体的なブロックチェーンの社会実装を見据えており、2017年2月よりサービスを開始いたしました。

 

※「シェアリングエコノミーサービス」

不特定多数の人々がインターネットを介して乗り物・スペース・モノ・ヒト・カネ等を共有できる場を提供するサービス。

利用者は共有物を必要な時に必要なだけ活用することができ、その所有者は共有物を提供することによって収益を得ることができます。2020年度(2019年4月~2020年3月)には市場規模が600億円に達すると予測されています。(出典:株式会社矢野経済研究所「シェアリングエコノミー(共有経済)市場に関する調査(2016年7月)」)

以上

 

本リリースに関するお問合せ先

 株式会社スマートバリュー 経営企画Division 財務企画グループ

 担当者  藤原(フジハラ) ・ 楠原(クスハラ)
 TEL    06-6448-1711
 FAX    06-6448-1722
 mail      ir-ml@g.smartvalue.ad.jp
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