
日本政府はパリ協定に基づく世界の脱炭素化に向け、化石燃料を用いない電気自動車(以下、「EV」)の普及を推進中です。2030年半ばまでには、“乗用車新車販売でEV100%を実現できるよう包括的な措置を講じる”と、グリーン成長戦略を発表しています。
この戦略の早期実現に向けて政府は、EVの導入を強力に進めると共に、目下、充電インフラの拡充を推進しています。また、EVを活用することについては、地域におけるエネルギーマネジメントの最適化や、自然災害等による非常時の電源として、有用なものとなります。それらのEVを、単に再生可能エネルギー電気を蓄電するなどの電源としてだけではなく、広く地域住民や観光客などにも活用を促していくことについては、地域における移動に関する課題の解決や、まちづくりの要素の一つとして、考えております。
こうした社会背景からスマートバリューは、シェアリングプラットフォーム「Kuruma Base」を創造し、EVカーシェアリングの普及を目指しています。


カーシェアリング事業者など、クルマのサービス化の事業を行っている事業者向けのプラットフォームサービスです。アプリから会員登録、予約、利用、決済まで、EVカーシェアリングを利用するまでに必要な機能をすべて取り揃えています。
また、テスラAPI等の外部APIを利用するためのモジュールを用意しており、走行距離、充電残量、充電器への接続状況といったクルマで取得された情報を、Kuruma Baseへ連携できる仕組みを実装しています。
当社連結子会社である株式会社One Bright KOBEは、神戸ウォーターフロントから地域・社会課題解決に取り組む民間プロジェクト「TOTTEI ALL GREEN ACTION」の取り組みの一つとして、インドのIT大手・インフォシス社と提携し、施設全体のCO₂排出量・エネルギー使用量を可視化するプロジェクトを推進しています。
本取り組みでは、GLION ARENA KOBEをはじめとするTOTTEI施設内における水道・電気・ガスの使用量を把握するため、中央監視室(防災センター)に設置されたシステムからセンサーデータを収集し、クラウド上で統合・分析できる仕組みを構築しています。シン・エナジー株式会社の再生可能エネルギー導入によるCO₂削減効果をデータ収集によって数値化・可視化し、運営側がモニタリングするほか、将来的にはアリーナ内のサイネージで来場者にも公開し、環境負荷削減への取り組みを見える化していく予定です。


STORKS CONESTとは、地球環境への活動を通じて、多くの人が繋がり、共により良い環境をつくっていこうという意味で「繋がる=Connect」 と 「ストークス(コウノトリ)の巣=Nest(心地のいい家という意味もある)」を合わせた造語です。本活動では「水」と「子ども」をテーマに掲げ県内で様々な活動を行っています。水鳥であるストークス(=コウノトリ)はかつて、絶滅の危機にありました。その危機から救うためにまず「水」をきれいにすることを長い年月かけて取り組んできたストーリーがあります。
このような、歴史、現在、未来のストークスの姿を考えた時、「水」はストークスにとって最も重要な地球環境問題と認識しています。ストークスは地域の方々と「水」に対する理解を深め、これからの日本の将来を背負う「子ども」たちと共に、きれいな水を守り育てる活動をしていくことで、地球環境問題に貢献していくこをと目指しています。


オープンコラボレーションプレイスcolormariでは、当社の事業領域であるデジタルガバメントやモビリティ、スマートシティを中心に、多様な外部企業様と組織・業界の垣根を超えて交流することで、新たな可能性の発掘、価値創造を目指しています。このような環境下に身を置き、多様な価値観に触れることでイノベーションの推進を図り、一人ひとりが働きがいを持てる環境作りを推進しております。
人と人とのコラボレーションや共創を生み出すようなオープンでコミュニケーションが活発に行われる空間、様々な垣根や境界線を超えて情報やアイデアが混ざり合うイノベーションが生まれる場所を目指すオープンコラボレーションプレイス。
(大阪市イノベーション拠点立地促進助成制度認定拠点)

