【地域の魅力 まるごと体験レポ】「岩手県 久慈市」の魅力をお伝えします!

WEBディレクター's

スマートバリューでは、全国350以上の自治体様のホームページ制作に携わっていますが、WEBディレクターが実際に現地に訪問した際、いつも、そのまちの魅力をたくさん感じています。
その魅力を皆様にお伝えしたい!という思いで体験レポを作成しましたので、是非ご覧ください!

自然に琥珀に魅力満載!心暖かい海女の町 久慈市

2024年11月上旬に訪れたのは岩手県「久慈市」。岩手県の北東部にあり、北限の海女の町として知られています。
JR八戸線に乗り久慈駅に到着。天気に恵まれ、電車の窓から見える水面が綺麗でした。

とはいえ風がひんやり冷たく、現地でネックウォーマーを急遽購入して暖を取りました。

まちを歩くと、至るところに2013年に放送されたNHK連続テレビ小説「あまちゃん」のポスターが。久慈市は「あまちゃん」の舞台となったまちなのです。
放送直後は通行規制がかかるほど多くの方が聖地巡礼に訪れたそうで、今でも全国各地から遊びに来られるようです。

駅にあるあまちゃんコーナー。旅行客が一言を残すノートには、感想だけでなくまちに訪れた方向けのメッセージもあり心が温まります。

駅前の複合施設「久慈市立図書館観光交流センターYOMUNOSU」には「今週のあまちゃんコーナー」。電車やバスを待っている間の空き時間に使用されている方にとっても親しみのある存在です。

 

「YOMUNOSU」から少し歩くと、あまちゃんのギャラリーもある「道の駅 くじ」が見えてきます。施設には、地場産の野菜や海鮮、特産品やお土産等が販売されている「物産館 土の館」、久慈秋まつりで実際に用いられる山車・神輿が展示されている「観光交流センター 風の館」が併設されています。

大きな山車は、とても華やかで大迫力でした!

 

観光客を出迎える三陸鉄道久慈駅には、大きく「琥珀王国」という文字が。

琥珀とは、数千万年前の恐竜が生きていた時代の樹木から出た「樹脂」が地中の中で固まり化石となったもの。
久慈市は国内最大の産出量を誇る琥珀のまちなのです。

「久慈琥珀博物館」では、なんと琥珀の発掘体験ができます。
発掘の中では琥珀だけでなく、多くの植物や動物の化石が見つかっているとのこと。さらなる新発見が期待されています。

広場や歩道に設置されているベンチ。「ティラノサウルスシリーズ」で人気の絵本作家・宮西達也さん作のパネル絵が埋め込まれています。

 

久慈市に来たからにはやはり海の名所へ。

『「あまちゃん」ロケの聖地』と書かれた看板が見え、そのまま海岸沿いを歩いていくと「小袖海女センター」があります。
ここには、観光案内所や北限の海女の歴史についての展示エリアが設けられています。夏季には海女さんがうにやあわびなどを採る「素潜り実演」を見ることができます。

この日は北風が冷たいオフシーズン。展示エリアで海女さんのことを学びます。
海女さんといえばのこの服は、実は観光用の服なのです!

小袖海岸沿いには、有名な岩や滝もあります。海女センターで行き方を教えてもらい、「つりがね洞」に向かいます。

つりがね洞は岩が崩れた際に残った空洞が特徴の奇岩。夏至の時期には洞穴を通る朝日が幻想的な風景が撮影できることから、写真愛好家には人気のスポットとなっています。
また、久慈市沿岸で最大の滝「五丈の滝」は、増水時には滝が2本になり、冬には氷瀑が見られるという自然を感じられるスポットです。

 

続いて久慈駅から車で20分ほどの場所にある「久慈地下水族科学館 もぐらんぴあ」に到着!

もぐらんぴあは三陸の海の生き物たちがいる地下水族館。
震災を生き抜いたアオウミガメの「かめ吉」が泳ぐトンネル水槽、磯の生き物に触れるふれあい水槽などがあり、海水槽では土・日・祝日限定で、ヘルメット式潜水器による「南部もぐり」と「北限の海女」の潜水作業も見ることができます。

水族館の他にも、「石油備蓄」や「復興の歩み」を学べる施設が併設されています。

施設の中にはさかなクンの解説や特設エリアも。
大震災を受けて、さかなクンが応援団長として支援されてきたそうです。

さかなクンの素敵なイラストがいっぱい!

 

観光には、美味しいものも必須。
今回お邪魔したのは、「きよ田」さん。新鮮な海の幸を頂きます!

海鮮丼セット。海鮮丼に入っていたお魚はどれも美味しく、特にウニは甘味があり口の中でとろけました。

海鮮丼やお寿司と一緒に、郷土料理の「まめぶ汁」を楽しむことができます。
まめぶ汁とは、くるみと黒糖が入った小麦粉のお団子が特徴の具沢山のお汁。お味噌汁とともに甘い味が広がる初めての感覚でした。寒い日には甘くて暖かいお汁が身に沁みます。

 

名所を巡った後には最新スポットも欠かせません。
「道の駅 いわて北三陸」は物販や飲食、キッズプレイコーナーがある施設。この道の駅に「イシツブテ公園」が2023年にオープンしました!
イシツブテを筆頭にゲーム「ポケットモンスター」に出てくるいわ属性のポケモンがあちこちに。化石のモチーフもあってまちへの愛を感じます。
※ポケットモンスター・ポケモン・Pokémonは任天堂・クリーチャーズ・ゲームフリークの登録商標です。

大きなイワークに迎えられ、プレイしていた時の思い出が蘇ります。

ポケモンたちとはしゃいだあとは、道の駅で休憩。フードコードでは海の幸がどどん!と乗ったラーメンを頂きました。

いかが丸ごと乗っています!
海藻も入った栄養もたっぷりなあっさりめのスープはお代わりしたくなります。

 

久慈市を端から端まで楽しんだ今回。この旅を通して感じたのは、まちのみなさんの「腕を広げて迎え入れてくれる温かさ」でした。

どの場所で出会った人たちもとても優しく、「どこから来たの〜?」と声をかけてくださるのです。

他にも、気をつけてねと飴ちゃんを渡して見送って下さる方に、バスを待つ時間で「これ知っている?」と尋ねてこられた方、2日目に乗ったバスで「昨日も会いましたね」と声をかけてくださる運転手さん。

寒空の下、日常の中でどんな人をも迎え入れ、みんなで手を取り合っていく距離の近さと温かさを感じました。

あまちゃんとまちのみなさんにまた会いたいと思えるまち、久慈市。
今度は暑い季節に、素潜り実演で海女さんの勇姿を見に行きたいと思います!

 

最後までお読みいただきありがとうございました。
次回の体験レポもお楽しみに!

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