【イベントレポート】地域の未来を考える北見 焼肉ハッカソン

うえの

前回の北見厳寒焼肉のイベントレポートでご紹介しておりました、
北見「焼肉ハッカソン」が2024年3月19日・20日に開催されました。
弊社スマートバリューから1名、子会社のノースディテールから2名、
昨年に資本業務提携を行ったウイングアーク1stさまから1名の、
計4名でチームを組み参加してまいりましたので、その様子をレポートします!

焼肉ハッカソンとは

タイトルだけだと焼肉に特化したハッカソンのように見えてしまいますが、
そうではなく、「北見ならではの食や体験を通じてこの地域を知り、そしてオホーツク地域の新たな魅力やデジタルを活用したまちづくりを考えていくハッカソン」です。

会場は、コワーキングスペース「KITAMI BASE」。

ワーキングスペースと宿泊機能を併せ持ち、地域のキーマンやビジネスパーソンが
集まり、コミュニケーションやイベントを通じて地域との関わりやイノベーションを
生み出す拠点として機能している素敵なスペースです。

豊富なインプット

オホーツクバレーという地域ビジョン、環境やゼロカーボンのトレンド、強い一次産業を背景とするスマート農業の取り組みのほか、地域の課題や現状を知るために、初日は豊富なインプットが用意されていました。

No. タイトル ご担当
1 オホーツクバレーについて 北見地域DX推進ラボ副代表 株式会社ロジカル
2 ちいき資本主義について 面白法人カヤック
3 インフラの多様性とアップサイクルのトレンド 矢野経済研究所
4 環境とまちづくりの取り組み 北海道大学 循環共生システム研究室
5 オホーツク地域におけるスマート産業の取り組みについて JAきたみらい
6 JAきたみらいデジタルの取り組みと課題
7 北見市の取り組みや課題の共有 北見市 市民環境部ゼロカーボン推進担当
8 北見市 企画財政部DX推進課
9 北見市 都市建設部道路管理部


ひとつのテーマのハッカソンで、9名からのインプットセミナーがあるようなイベントってなかなか無いのではないでしょうか?
これだけの方々が本件にご賛同いただきご協力いただけるのも、今回の主催者である北見地域DX推進ラボの皆さまの普段の人脈やお人柄によるものだと思います。

いざ開発!

充実したインプットを経て、ハッカソンのテーマが発表。

「北見のゼロカーボンにつながるシステム」!!
範囲が広いようですが、具体的にできることを考えると、それなりに絞られてくる
テーマです。なかなか難しいテーマではありますが、それぞれが意見を出し合い、
ブラッシュアップしていきます。

全員がハッカソン初参加ではありましたが、それぞれがすでに現場で大活躍している人たちなので、いろいろな角度での意見が出てきます。
とはいえ、なかなか意見がまとまらず暗雲が広がってきた頃…

充実の差し入れ

夜食の差し入れ、ホタテ丼が登場!!

北見のホタテをベースに作られたホタテスープのお茶漬けです。
糖分がチャージされ、もう少し頑張れそうな感じです。とは言いながらも、主催者ももう限界を超えた時間になってきたいので、初日はとりあえずサービスの方向性と
コンセプトをまとめて終了。

翌日も朝から作業は続きます。
当チームは、ようやくこれから実装!ということで相当頑張っています。

最終発表の15時が着々と迫る中、最終発表前のお昼ご飯も差し入れ!!

こちらは北見の「無国籍料理とお酒TONAKAI(トナカイ)」さんの特性の
チキンカレーです!チキンがほろっほろにほぐれて、いいダシが出ていて本当に美味しいです。「家だと絶対にこんな味を出せないよね」と言いつつ、何度かおかわりしてしまいました。

そして最後のラストスパートに入りつつ、終了までのカウントダウンが開始。

ついに発表の刻

詳細は割愛しますが、当陣営からの発表は、
● ゲームに参加すると、初期モンスターをゲット
● アプリ中でのクイズやリアルでのイベントへの参加でモンスターを成長させることができる「ワード」をゲット
● 「ワード」をモンスターに食べさせると、生成AIが自動的に新しいモンスターのイラストを生成
● 「ワード」は自治体が自由に発行でき、且つ成長後のモンスターのイラストも自動で生成されるため、ゲーム運営コストが格段に低いので、継続的な取り組みとして実施できる

といった、SDGsに関する知識習得や行動をゲーミフィケーションで後押しする仕組みを考え、プロトタイプ版のデモを行いました。

結果は…!?

なんと2位!(全3チーム中ですが)
KUWABARA賞の小型ドローンをいただきました!

最後に

今回のハッカソンを通じて、特定の地域の課題について、全員で真剣に考え、
アイデアを出し合うことで、その地域への知識だけではなく、参加者一人一人の
エンゲージメントの向上につながったということを強く感じました。また、それらが企業内の従業員ということだけではなく、その「個人」としても強く感じることが
できたのではないかと思います。参加した技術メンバーからも「楽しかった!」
「来年もぜひ参加したい!」など、非常に嬉しい言葉がありました。ここも大きなポイントでしたが、夜食や特製カレーなど、運営側のホスピタリティも非常に高く、それらが、参加者一人一人のモチベーションの向上になり、それぞれの素晴らしい発表につながったと思います。次回(2024年~25年)も開催予定ですので、またご報告ができればと思います。ありがとうございました。

うえの
うえの
デジタルガバメント事業部門のゼネラルマネージャー。
スマートシティや行政DX、ヘルスケアなども担当。
ビール、焼肉、ラーメンがすき。
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