【イベントレポート】健康経営セッション|“人事戦略” をドライブさせる “ ウェルビーイング ” の『実践』と『ソリューション』

松山

2023年11月22日、コラボレーションスペース『colormari』にて、「健康経営セッション|“人事戦略” をドライブさせる “ ウェルビーイング ” の『実践』と『ソリューション』」を開催しました。

昨今、人事戦略における採用、育成、パフォーマンス最大化など、あらゆる場面において、欠かせない要素となってきた”ウェルビーイング”について、先駆者、実践者であるウイングアーク1st株式会社、京セラ株式会社、サントリー食品インターナショナル株式会社からお話しいただき、白熱したトークセッションが繰り広げられ、当社からもうめきた2期で仕掛けていく、PHRデータを利活用した健康経営支援施設『SLOW AND STEADY™』について最新情報を紹介しました。

そのイベントの様子をレポートしていきます。

テーマ1.ウイングアーク1stの健康経営

 

登壇者  ウイングアーク1st株式会社 Wellness推進室 室長
鳥越 美由紀 氏

 

ウイングアーク1stは、2020年3月に健康経営をスタートし、コロナ禍でリモートワーク環境が進む中で全社員を巻き込み、3年連続ホワイト500を取得し、2023年には健康経営銘柄にも選定されました。

そのウイングアーク1stの部署横断型組織Wellness委員会の健康施策をリードするWellness推進室の室長である鳥越さまよりご紹介いただきました。

 

注目すべきと感じたのは、健康経営戦略のポートフォリオを綿密かつシンプルにまとめており、「どのような方針で、何をして、どのようなアウトカムを目指すか?」が、誰の目に見ても明確であり、そのための施策と効果測定がきちんと繋がっているという点です。

 

 

「笛吹けども踊らず」とならないように、巻き込む社員のリアルで生々しい反応や意識を汲み取って、健康経営が経営課題の貢献とリンクする実のある取り組みとなっており、エンゲージメントの向上に留まらず、採用面でも効果が出てきており、健康経営の施策をきっかけに応募していただく方も出てきているそうです。

 

テーマ2.ウェアラブルな仮眠起床AIシステム「sNAPout®」開発者が伝えたい、『健康経営における仮眠の重要性』

 

登壇者  京セラ株式会社 研究開発本部社会実装開発センター
社会実装開発部プロジェクト3課  渡邉 孝浩 氏

 

京セラメディカルR&Dが考えるWell-beingのビジョン、健康経営における仮眠の重要性、現在社会実装中の仮眠起床AIシステム「sNAPout®」について、プロダクト開発をリードする渡邉さまよりご紹介していただきました。

 

 

いままで「サボり」とも取られやすかった『仮眠』が、スキマ時間を活用した生産性向上や従業員満足度に繋がる健康経営施策に昇華できる可能性を感じられる科学的エビデンス、そして「sNAPout®」という具体的なプロダクト開発を通じて社会実装を進めているという非常に興味深いトークテーマでした。

sNAPout®」は、実は当社従業員向けにもトライアルをしており、その他にも数社で実証を行なって、有効性や改良を加えながら、製品化を目指しているとのことです。

 

 

 

テーマ3.サントリーが考える「従業員が主役のこれからの健康経営の形」

 

登壇者  サントリー食品インターナショナル株式会社
SBFジャパンイノベーション開発事業部 ビジネス開発部 課長
圖師 淑隆 氏

 

従業員自らが健康意識を変え、行動に移していくための「従業員が主役のこれからの健康経営の形」をサントリーの圖師さまからご紹介いただきました。

 

 

昨今の社会環境を鑑みて、「健康経営は当たり前」になってきていると踏まえつつ、「続けてくれない」「はじめてくれない」「データ取得が大変」という悩みを多くの企業が抱えていると圖師さまは言及します。

 

 

その上で800社以上がすでに導入している”参加・継続のハードルは低く、ゆるく長く続けられる健康経営サービス”である「SUNTORY+」の展開や狙いを説明いただきました。

従業員向けの施策はもちろん、健康経営担当者にとっても「続けやすい」と感じる内容で会場でも頷きが多く見られました。

 

 

テーマ4.うめきた2期でのPHRデータを利活用した健康経営支援施設『SLOW AND STEADY™』

 

登壇者  株式会社スマートバリュー デジタルガバメント事業部門
GM・執行役 上野 真 

 

当社からは、うめきた2期「グラングリーン大阪」にて2025年3月開業を予定するヘルステックサービス、周辺施設、専門機関と連携したPHRのデータ利活用を通じて健康経営支援施設「SLOW AND STEADY™」のプロジェクト展望を執行役の上野から紹介いたしました。

 

 

SLOW AND STEADY™では、オフィス施設、隣接施設、学術機関、先進的なヘルスケアサービスと連携しながら、オフィスワーカーが“楽しく”、“自然と無理せず”に健康アクションを行い、健康データを集約て還元する循環を生み出すリアルとデジタルを掛け合わせたプラットフォームを目指していることを説明いたしました。

現在、アライアンスパートナーも募集しておりますのでご興味の沸いた企業様はぜひお問い合わせください。

 

参考:リリース |スマートバリュー、グラングリーン大阪で健康経営を支援するコラボレーション施設を2025年春開業

 

これから健康経営の重要性は増していく

その後のトークセッションや交流会では、「担当者が本気にならないと従業員も動かない」、「仮眠などもそうだが、考え方自体のアップデートも重要になっている」など、みなさんそれぞれの悩み、成功体験をシェアしあい、会場は大いに盛り上がりました。

 

今回何度か出たキーワードである「健康経営は当たり前」になっていくことを強く感じるイベント内容でした。リモートワークも普及したものの、RTO(Return To Office)の流れも増えてきており、働き方、働く環境も目まぐるしく変わっています。

 

当社でも、本イベントやSLOW AND STEADY™を通じて、健康経営を実践する・しようと考える企業、それを支援する企業同士の知見や関係性を繋いでいきます。

 

うめきた2期の『SLOW AND STEADY™』に興味がある方へ

イベントでも紹介した、当社が手掛けるPHRデータを利活用した健康経営支援施設は2025年春にうめきた2期(グラングリーン大阪)に開業いたします。

 

開業に合わせて、現在出展やアライアンスパートナーを募集しております。お気軽に下記お問い合わせフォームよりご連絡ください。数日以内にご返信申し上げます。
お問い合わせフォーム:https://www.smartvalue.ad.jp/contact/

 

 

 

松山
松山
社長室・人財戦略Groupに所属。
広報と中途採用をメインで担当しています。
趣味はゴルフと料理。
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