SMART L-Gov CMSご利用自治体様対象 スマートバリュー主催 「自治体seminar vol.07」 2024夏セミナーレポート② ~Webフォントから見たWebアクセシビリティ~

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株式会社スマートバリューの小泉と申します!

今回は今回は運営を努めましたスマートバリュー主催「自治体seminar vol.07」2024夏セミナーについて、レポートさせていただきます!

2024年7月22日に開催した本セミナーは、主に「SMART L-Gov CMS」ご利用の自治体様を対象として開催しました。今回のセミナーでは、自治体の行政ホームページ運用について3つのテーマをご紹介しました。

ご参加できなかった自治体職員様への情報共有としまして、ポイントをピックアップした全3回のレポートにてご紹介します。

今回の第2回レポートでは、ホームページ運用のヒントとなる「閲覧者にとって見やすい行政サイト」を実現するための、CMSサービスのオプション機能「UDフォント」についてご紹介いたします。

セミナー内では、UDフォントサービスを提供している「株式会社モリサワ」様にご登壇いただき、近年の自治体ホームページにおけるWebアクセシビリティやユニバーサルデザインについて、お話いただきました。

UDフォントとは?


UDフォントとは、「ユニバーサルデザインフォント」を指します。

ユニバーサルデザイン(以下、UD)は文化や言語、年齢や能力などの個人の違いに関わらず、出来るだけ多くの人々が利用できることを目指した建築・製品・情報の構成・設計を意味します。

UDフォントは、そのより多くの利用者に対して、公平に「見やすい」「読みやすい」を追求したデザインです。
大手メーカーの説明書や成分表示、上場企業の株式報告書、駅名や案内図などの公共サインといった「多様な方に情報の伝わりやすさ」を重視する媒体に採用されています。

近年、自治体様の広報誌を「UD」の視点を持って制作する取り組みが進んでおり、広報課など広報誌制作を業務にされている職員様は聞き馴染みがあるかもしれません。

「UDフォント」はUDの概念を取り入れて開発されたフォントのことで、幅広い企業や公共団体などのホームページでも活用されています。

UDフォントは見やすいのか?


(株式会社モリサワ 調査結果)

 

株式会社モリサワが提供するUDフォントは、基準となるフォントに比べて①「はなれ」を明確にする、②手書きの文字に近い形、③線の太さや空間を確保して文字の形がはっきり見える構成、によって見やすさを高めています。

株式会社モリサワでは、20代~60代の自治体職員様、約300名にご協力いただき「誤読の回避」「読みの速度」について効果測定をされています。

その結果、オープンソースの標準で使われるフォントと比較した際、全世代で約5%も誤読が減少したことが確認できました。さらに、40歳以上の約3%は読み進める速度が上がり、テキストが快適に読みやすいと回答が得られました。

このことからも、UDフォントの利用で、より読みやすい環境を整えることにより、全年齢層で読みの負担が軽減され仕事の効率にも効果があることが分かります。

導入されている自治体のご紹介

①茨城県 行方市
(いばらきけん なめがたし)

 

茨城県行方市様は、広報誌にUDフォントを活用し、住民からの反響を確認した後にホームページへ導入されています。

市の方針として、ユニバーサルデザインやWebアクセシビリティに配慮するコンセプトを掲げられており、その一環としてUDフォントを採用したとのことです。

Webフォントの紹介ページを作成されており、標準フォントとの違いを分かりやすく解説されています。

・茨城県行方市様のホームページはこちら
・UDフォントの紹介ページはこちら

②広島県 三次市
(ひろしまけん みよしし)

 

次に広島県三次市様をご紹介します。
2023年にホームページをリニューアルに伴ってUDフォントを導入されました。

リニューアルの目的に「マルチデバイス対応」があり、様々な端末で「見やすい」ホームページを実現する点が導入の決め手となりました。

広島県内では初の導入事例となりましたが、リニューアル後に「サイトが見やすくなった!」という反響があったとのことで、UDフォントによる閲覧者の「見やすさ」向上を実感されています。

・広島県三次市様のホームページはこちら

 

その他の導入事例は?

セミナーではご紹介が出来なかったこともあり、株式会社モリサワ様に自治体様に向けた「ホワイトペーパー」を用意いただきました。

Webフォントに関する自治体ホームページの環境や採用事例の紹介、そしてWebアクセシビリティ向上についての大事なポイントを紹介しています。

自治体ホームページに「見やすさ」という課題にお悩みの担当者様にはぜひご一読いただきたいです。

・「ホワイトペーパー」のダウンロードフォームはこちら

今回ご登壇いただいたモリサワ様は、他にも様々な情報発信をされています。
ぜひご参考ください。

セミナー動画のアーカイブをご覧いただくことが出来ます!

【本セミナーのアーカイブ配信について】
アーカイブ動画を視聴希望される自治体様は、下記にてお申し込み下さい。

こちらからGoogleフォームに移動します。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSc5dp64zFZynE_LsefN2B6ipLRAXgPay9ru8gTLmALVsoNmng/viewform
注意)「SMART L-Gov CMS」をご利用いただいている自治体様に限りますので、ご了承ください。

本セミナーは毎年2回以上開催しております。
自治体ホームページのご担当者様や行政DX担当者様に向けたコンテンツを毎年準備しておりますので、今後も是非ご参加くださいませ!

以上、スマートバリュー主催 「自治体seminar vol.07」セミナーレポートでした!

 

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フーマ
デジタルガバメント事業部クラウドイノベーションDivisionに所属。
主にホームページ運用のサポートを担当。
過去にスポーツチャンバラ世界大会で2位まで昇りつめました。
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