WEBディレクターの1日に密着!
こんにちは!インタビュアーのおのでらです。
スマートバリューでは主に自治体ホームページを制作しています。
自治体ホームページ制作に携わる「WEBディレクター」はどんな一日を過ごしているのでしょうか?
今回は、情報アーキテクチャチームとUXデザインチームのそれぞれで活躍するベテランディレクター2人の1日に密着しました。
スマートバリューで働くディレクターがどんな1日を送っているのか。そしてスマートバリューの働き方について聞いてみました!
目次
人物紹介
福田
門戸
2人の経歴
福田:
新卒で入社したのが引越し業者の営業職でした。その後ゲームやアニメが好きだったのもあり、古本市場で2年ほどアルバイトをした後、クリエイター専門の人材紹介会社のカウンセラー兼営業をしていました。そこでデザイナーから話を聞く機会があり、ディレクターの業務について色々と話を聞いていく内に「ディレクター、ちょっとやってみたいかも?」と興味を持ったことから、ディレクターを目指すようになり現在に至ります。
門戸:
僕も福ちゃんと同じでゲームや漫画が好きで、ゲームの専門学校へ通い、卒業後はゲーム会社で働いていました。ゲームを制作する仕事ではなく、当時はガラケーサイトが主流で、そのゲーム会社では制作には携わらず、サイトの運用の仕事をしていました。この時はじめてウェブの仕事に関わりました。3年ほど勤めましたがいろいろあり、一度ウェブ業界を離れ、インフラエンジニアにキャリアチェンジしました。
その後、2011年東日本大震災が起きたことをきっかけに今後のキャリアについて考えるようになりました。ウェブ業界は楽しくやりがいを感じながら働けていたので、ウェブディレクターとして再度働き始め、現在のスマートバリューに入社しました。
それぞれのチームについて
福田:
僕が所属する情報アーキテクチャチームは、クライアントが現在使用しているサイトからスマートバリューで制作するサイトに切り替えるためのコンテンツ移行作業をしています。つまり、サイトのお引越しです。引越しのように、どれだけ荷物があるか、引越しトラックにちゃんと載るか、どの棚に収まるのか、といったことを考えながらカテゴリー設計を行い、作業の全体を指揮します。
このチームのディレクターは、コンテンツ移行のスケジュール管理、作業指示、カテゴリー設計作成やページ毎の移行ルールを考えます。ウェブアクセシビリティ(高齢者や障がい者など心身の機能に制約のある人でも、年齢的・身体的条件に関わらず、ウェブで提供されている情報にアクセスし利用できること)に配慮したサイトになるようにそれぞれのページもチェックします。サイトのページ数・規模も大きくとても大変ですが、重要な仕事を担当しているのが情報アーキテクチャチームのディレクターです。
門戸:
僕が所属するUXデザインチームは、名前の通りデザインに関する作業を担当しているチームでイメージが沸きやすいと思います。ディレクターはクライアントと直接話をして要望や目的をヒアリングし、ワイヤーフレームや入出力設計書を作成します。デザイナーやコーダーへ要件や各設計書を共有し進捗を確認しながら制作を進めていきます。
WEBディレクターのとある1日
情報アーキテクチャチーム/福田の1日
8:30~ 出社後、メールチェック・メール返信
出社後はまずメールをチェックしてクライアントからのメールがあればこの時間に一旦返信します。朝一なので、頭の体操がてら他の人の日報を見たり未読チャットの確認をしてから業務に入ることが多いです。
9:00〜 チーム朝会
チーム内での連絡事項や各メンバーの案件の進捗確認や共有したいこと・質問したいことを話します。顧客要望で大規模な修正が発生し、納品が近づいているためチームメンバーに作業協力の依頼をしました。
(助けてもらうために日々誰かに貸しを作ることは大事だと個人的には思っています)たまに、僕が朝に会議が入ることが多くて参加できていないのですが、事後で共有してもらっているので助かっています…。
9:30~ 営業と調達対応
営業がクライアントからヒアリングした内容を改めて確認します。機能要件と仕様書を確認して、クライアントの要望をしっかり満たせているか判断していきます。文章の解釈によっては意味合いが変わるものもあるため、顧客が何を求めているのかを想像しながら読み解く必要があります。
11:30~ ランチ
会社の周辺には飲食店が多くありますが、僕はいつも決まったところに行っています。20代の頃から昼ご飯は毎日同じものを食べたい派で、パフォーマンスを一定にすることができると妄信してます。
居酒屋&カフェ 門
12:30~ 会議資料の確認
このあとの顧客キックオフに向けてお客様の状況をしっかり把握し、課題などを洗い出しておきます。お客様との会議に向けては特に入念に準備を行います。自分が説明するパートだけではなく、全体像を把握しておかないといけないので要件・工数・工期を確認する必要があります。
13:00~ 顧客キックオフ
プロジェクトメンバーとの顔合わせで、内容の確認や方向性などを共有します。僕が担当しているのがコンテンツ移行という業務ですが、要はサイトの引越しなんです。新卒の時に働いていた引越し会社の経験が回りまわって活かせていることが面白いです。お客様に説明する際はできるだけ専門用語ではなく、引越しに例えて説明するようにしています。
16:00~ チーム夕礼~メンバー業務レクチャー
チーム内で一日の振り返りと課題を共有します。
夕礼の後は、チーム内外問わず、機能の使い方やわからないことについて、個別に相談を受けています。入社当時、自社サービスの機能を覚えようと必死に勉強した甲斐あって、いまではグループ内でも「知見がある」ブランディングができています(笑)
17:00~ 設計準備~退社
退社までの時間で、明日にカテゴリー設計という大事な作業があるため、その作業に必要なデータや資料、お客様からの要望を事前に準備しました。
今日は社内勉強会があるのでちょっと顔を出して帰ろかなぁと思います。僕は残業をほぼせず、定時になったらすぐに退社しています。
UXデザインチーム/門戸の1日
8:30~ 出社後、メールチェック・勤怠入力
出社後はまずメールをチェックして、勤怠入力をします。
前日にきているメールなどはこの時間に一斉に返信してしまいます。
8:45〜 チーム朝会
メンバー各々の今日のタスクとその他共有事項を話しています。新卒入社メンバーが中心となりアイスブレイクを実施しています。毎日進行役が変わって仕事以外の話をします。
この時間があるだけで素晴らしく仕事を始められます。
9:15~ 案件進捗の確認
それぞれの案件が今どのフェーズか、進捗を専用ツール(Lychee Redmine)で確認しています。本日対応する、優先するタスクをこの時間で決めます。
10:00~ ノースディテールメンバーを含めての朝会
チームとノースディテール(スマートバリュー子会社)のメンバーで朝会をします。ここでも、メンバーからの報告などを共有とアイスブレイクも実施しています。プライベートの話や雑談を含め、メンバーとコミュニケーションをとっています。
10:15~ ワイヤーフレーム作成
Adobe XDを使って、クライアントの要望をワイヤーフレーム(webページのレイアウトを定める設計図)に反映させ、簡単な構成案としてチームやクライアントと共有するための案を作成していきます。
11:30~ ランチ
最近は会社周辺でテイクアウトすることが多いですね。今日はの万国居酒屋ダブスタのガパオライス 550円を食べました。大盛無料でおススメです。
12:30~ デザインの確認・コーディング後のチェック
デザイナーからあがってきたデザイン案を確認したり、実装されたもののチェックをします。元々は形のなかったものが、このフェーズで目に見えるものになってくるので、非常に楽しい作業です。クライアントから意見や要望がきちんと反映できているかなども確認しています。
14:30~ 入出力設計書の作成
クライアントとデザイン案がFIXすれば、次はコーディング担当へ情報を共有するための入出力設計書を作成します。入力設計書とは、デザイン・レイアウトを基に、各エリアのサイズや機能などを設計したものです。クリックしたらどのように表示されるのか、スクロールするとどんな動きをするのかなど、ページ全体にかかる挙動について記載していきます。
16:00~ チーム夕礼~退社
チーム内で一日の振り返りと課題を共有します。
夕礼のあとは、退社時間まで引き続きワイヤーフレーム作成や入出力設計書作成に戻ります。
業務後や休日の過ごし方、それぞれが思うスマートバリューについて
業務後・休日の過ごし方
福田:
僕はゲームが好きなので家族とスプラトゥーンやモンスターハンターなどをしています。あとはペットを多く飼っていて、犬2匹、モモンガ2匹、チンチラ1匹、蛇1匹の世話をしています。休日もそのような感じですが、釣りに行くのも好きです。来月から淡路島に移住するので会社へ出社する頻度は減りますが、もっと釣りを楽しみたいと思ってます。
門戸:
僕も釣りが趣味で自宅も海に近いので、テレワークの日は業務後に子供を連れて1時間半ほど釣りをしています。あとは子供が公園がすきなので、泉南ロングパーク(大阪府泉南市)や永楽ゆめの森公園(大阪府熊取町)に行ったり休日を過ごしています。
さいごに、スマートバリューについて
福田:
スマートバリューはほかのウェブ制作会社と少し違っていて、クライアントが自治体なので一つ一つの案件の規模が大きいんですね。なので1つの案件に関わる人数が多く、失敗したときはみんなで失敗しますが、大変なときもみんなで取り組んでいる雰囲気があって、一体感があります。チームのみんなで助け合えるので、そんなところも含めてすごくやりがいを感じて楽しいです。誰かがピンチの時も周囲のメンバーが助けてくれる環境があって、みんな本当に優しくてコミュ力が高い人ばかりです。
門戸:
特にスマートバリューはクライアントが自治体ということもあって、かたい仕事のイメージを持っている人が多い印象です。工夫を凝らさなければならない時や、クライアント毎に求められるものもありますが、実際のオフィスは開けた雰囲気があって、クリエイティブさを感じることができます。
まちづくりや行政、ウェブサービスやアリーナなどの新しいサービスにも興味がある方は、スマートバリューがより楽しく感じられると思います!
おのでら:
ディレクターは大変なお仕事だと思っていたのですが、やるときはやる、休む時は休むというメリハリのある一日を過ごしていることがわかりました。テレワークは勿論ですが、会社から離れた場所へ移住ができる点など、ワークライフバランスが良く自分に合った柔軟な働き方ができるところも魅力的ですね。
福田さん、門戸さん、今日はいろんなお話を聞かせて頂きありがとうございました。
- おのでら まな
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デジタルガバメント事業の開発部門所属。
事務兼ライターを担当。
趣味は夏フェスと旅行です。